少しずつ、心地よく

働きながら通信で製菓衛生師を取得してよかったこと

働きながら通信で製菓衛生師を取得してよかったこと

以前の記事で、長い間「もう関係ない夢」だと思っていたお菓子作りへの思いを、40代になってもう一度思い出したことを書きました。

(その記事はこちら


私は20代の頃、働きながら通信教育で製菓衛生師の資格を取りました。


今回は、その頃のお話です。


※製菓衛生師とはどんな資格なのか、食品衛生責任者との違いについては、こちらの記事で詳しくまとめています。




「やっぱり製菓を学びたい」と思った


最初に勤めた会社を辞め、次の仕事を考えていた頃のことです。


「やっぱり製菓の道に進みたい。」

そんな気持ちが、また少しずつ大きくなってきました。


「とにかく資格を取ろう!」そう思っていたタイミングで、

別のお仕事のお話もいただきました。


その職場はスクーリングにも理解があり、休みを調整してもらえたので、

働きながら通信教育で学ぶことを決めました。




プロに教わる楽しさを知った


通信教育なので、普段はレポートを提出しながら学びます。

でも、一番楽しみだったのはスクーリングでした。


それまでの私は、完全に独学。


子どもの頃から家族の誕生日ケーキを焼いたり、お菓子を作ったりしてきましたが、誰かに教わったことは一度もありませんでした。


だから先生の実演を見て、「なるほど、そういうことだったんだ!」と思うことが本当にたくさんありました。


中でも一番うれしかったのは、ホールケーキのナッペを教えてもらえたこと。

ナッペとは、生クリームをきれいに塗る技術です。


本や動画ではなかなか分からなかったコツを、目の前で教えてもらえ、できるようになったことがすごく嬉しかったのを今でもよく覚えています。




座学も思っていた以上に面白かった


実習だけでなく、座学もとても勉強になりました。


食品衛生。砂糖や粉などの種類や材料の特徴を学び、

「どうしてこの砂糖を使うんだろう?」

「どうしてこの温度なんだろう?」

なんとなくやっていたことに、ちゃんと理由がある。

それを知るたびに、お菓子作りがもっと面白くなっていきました。




いろいろな人と出会えた


スクーリングには、本当にいろいろな人が来ていました。


私のようにお菓子が好きで学びに来た人。

レストランで調理師として働いていて、製菓も学びたいという人。


年齢も職業もさまざまで、

普段なら出会わないような人たちと一緒に学べたことも、とても良い経験でした。



大変だったけれど、楽しかった


もちろん、働きながらだったので楽ではありません。

仕事をしながら、スクーリングへ行って、レポートを書いて、試験勉強もする。

思っていた以上に忙しかったです。


レポートでは、普段なら作らないようなお菓子を作る課題もありました。


大変ではあったけれど、「こんなお菓子もあるんだ。」

そんな新しい発見がたくさんあって、毎回楽しみでもありました。




資格よりも、大きなものをもらえた


無事に合格したときは、もちろんうれしかったです。


でも今振り返ると、資格そのものよりも、

「最後までやり切れた」という経験の方が、自分の中では大きかった気がします。


仕事をしながらでも、自分で決めたことをやり切れた。

それが今でも、自信のひとつになっています。




少しだけ、心残りもあります


実は、ひとつだけ心のどこかで引っ掛かっていることがあります。

資格を取ったあとも、製菓の仕事に飛び込む勇気が持てませんでした。


「学ぶこと」と「実際に働くこと」は、やっぱり違います。


一度でも現場で働いてみたかった。そんな気持ちが、今でもあります。


今、お菓子販売に向けて試作をしていると、「ケーキ屋さんなら、ここはどうやるんだろう?」と思うことが度々あります。

そんな時、あの頃の自分を思い出します。


でも、過去を後悔しても戻ることはできません。

だから今は、今できることを、一つずつ積み重ねていこう。

そんな気持ちで、お菓子作りと向き合っています🍀

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