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お菓子販売に必要な許可・届出をまとめてみた

お菓子販売に必要な許可・届出をまとめてみた

前回の記事で、お菓子を販売するには専用のキッチンが必要だということを書きました。


調べていくうちに、「キッチンの条件を満たすだけじゃなかった」と気づきました。

許可や届出の手続きも、ちゃんとしなければいけない。


お菓子を販売するには、基本的に次の2つが必要です。


* 菓子製造業の営業許可

* 食品衛生責任者


さらに、販売方法によっては食品表示などのルールもあります。


今回は営業許可についてまとめました。


※私が調べた範囲でのまとめです。詳細は必ず管轄の保健所に確認してください。



まず知っておきたい「許可」と「届出」の違い


調べ始めてすぐに出てきたのが、「許可」と「届出」という2つの言葉です。


似ているようで、実は全然違います。


営業許可は、保健所が施設を審査して「基準を満たしている」と認めてもらうことで初めて営業できるものです。


届出は、営業を始める前に保健所に情報を登録する手続きです。許可ほど厳しい審査はありませんが、手続き自体は必要です。


2021年の食品衛生法改正で制度が変わり、「営業許可」と「営業届出」に整理されました。以前より分かりやすくなったとはいえ、「自分はどちらに当てはまるの?」と迷う人も多いようです。


許可が必要な業種が整理されて32業種になり、それ以外の多くの業種は届出制に移行しました。以前より制度がわかりやすくなったとはいえ、ほとんどの食品販売は届出が必要です。


「届出だけでいいなら簡単」と思いがちですが、届出不要なのはごく一部。


「自分はどちらに該当するのか」は、必ず保健所に確認することが大切です。


お菓子販売には「菓子製造業」の許可が必要


手作りのお菓子を販売する場合、菓子製造業の営業許可が必要です。


クッキーやケーキのような焼き菓子はもちろん、一見簡単そうに見えるお菓子でも許可が必要なものがほとんどです。


許可を取るには、大きく2つの条件があります。


・基準を満たした製造専用キッチンがあること前回の記事参照

・食品衛生責任者を配置すること

食品衛生責任者とは、食品衛生に関する知識を持ち、施設ごとに1人必要となる資格です。製菓衛生師や調理師の資格があれば講習を受けなくても資格要件を満たせます。


私は製菓衛生師の資格を持っているので、この条件はクリアできそうです。


この2つが揃って初めて、許可の申請ができます。


また、店頭販売に限らず、オンラインショップでも届出が必要です。ネットで販売するから許可不要、ということにはなりません。



許可を取るまでの流れ


実際にどう進めるのか、大まかな流れはこちらです。


① 保健所に事前相談

まず保健所に相談します。

施設の図面を持参して、基準を満たしているか確認してもらいます。工事や改装の前に相談することが重要で、後から「基準を満たさない」となると追加工事が必要になることもあります。


② 施設の整備

相談の結果をもとに、基準を満たすキッチンを整備します。


③ 申請書類の提出

保健所に申請書と必要書類を提出します。申請はオンラインでもできます。


④ 施設検査

保健所の担当者が施設を実際に確認します。


⑤ 許可証の交付

検査に合格すれば、営業許可証が交付されます。


許可には有効期限があり、更新手続きも必要です。期限切れのまま営業すると無許可営業として処罰される可能性があるので注意が必要です。



レンタルキッチンを使う場合は?


自分でキッチンを用意するのが難しい場合は、菓子製造業の営業許可を取得しているレンタルキッチンを利用するという方法もあります。


ただし、レンタルキッチンならどこでも販売用のお菓子が作れるわけではありません。


利用する前に、「菓子製造業の営業許可を取得している施設かどうか」は必ず確認しましょう。


また、営業者の登録方法や利用条件などは施設によって異なる場合があります。後から困らないように、事前にレンタルキッチンや管轄の保健所へ確認しておくと安心です。



調べてみて感じたこと


正直、思っていた以上に手続きが多いな、というのが率直な感想です。


「お菓子を作って売る」というシンプルなことなのに、キッチンの条件、営業許可の申請、食品衛生責任者のことなど、クリアしなければいけないことがたくさんありました。


ひとつひとつは難しいわけではないのかもしれませんが、全部を揃えるには時間もお金もかかります。


だからこそ、「まずはレンタルキッチンを利用して、できる範囲から始めてみよう」という気持ちが、調べれば調べるほど強くなりました。


調べるたびに、「夢を叶えるのは簡単じゃないな」と感じることもあります。でも、その一方で、一つずつ知識が増えていくたびに、漠然としていた夢が少しずつ現実に近づいているような気もしています。


まだスタートラインに立つ前ですが、こうして学んだことも、これからお菓子販売を目指す方の参考になれば嬉しいです。


次回は、販売するときに必要になる食品表示についてまとめてみようと思います。



まとめ

お菓子の販売には菓子製造業の営業許可が必要

許可には基準を満たしたキッチンと食品衛生責任者が必要

ネット販売でも同じルールが適用される

レンタルキッチンを使う場合も、許可の有無を必ず確認

詳細は必ず管轄の保健所に事前相談を


※自治体によって基準が異なる場合があります。必ず管轄の保健所に確認してください。

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